ネッシーあやこ

1981年群馬県生まれ 東京都在住 武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科卒業
銭湯のおねいさんバスの添乗員コンテライター等を経て現在は主に イラストレーターとして活動中

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※「パパイヤ檸檬」 から 「ネッシーあやこ」へ 改名いたしました
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こんにゃく芋の決まりきった未来に別の道をさがしてみる。
「こんにゃく芋」

名前の通り「こんにゃくになるための芋」。そして
「こんにゃく」という、1通りの食品にしか化けることのできない芋でもあります。

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ところでこいつ、こんにゃく以外のものにはなれないのだろうか。



その疑問符を皮切りに、こんにゃく芋のこんにゃく以外での生きる道を探ってみました。








こんにゃくの、こんにゃく以外の道


ところで、こんにゃく芋を見たことある人はどれ位いるものなのでしょうか。
わたしはこの期におよぶまで全く見たことなかった!なかったのですが。

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どどん。非常にごつごつとしてらっしゃる。


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そしてわりとでかい。



ちなみに。こやつサトイモ科に属しているのだそうで、
言われてみればたしかに。サトイモのお化けにも見えなくないです。

サトイモ同様に、接触時に起こるかゆみの原因「シュウ酸カルシウム」が
大量に含まれるから生で食べることは厳禁!皮をむいたあとの
白い部分を素手で触るのも危険だからゴム手袋が必須なんだとか。

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とあらためて思いつつも。ググったり、ググったり、ググったりしているうちに
あるひとつの案にヒットしました。


「こんにゃく紙」


なんと。煮たこんにゃく芋をすりつぶしてつくった
ペーストを塗り込んだ紙は強度が抜群に増すのだとか。

おし。ならばそれ、やってみようじゃない。






こんにゃく紙をつくってみる


さて、そんなわけでこんにゃく芋を用意してみました。
東京近辺のお店ではまったく見かけないので通信販売でキロ売りを調達。

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こんにゃくの収穫のピークは11月なんだそう。




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と。ミキサーが、なんっかいも止まりそうになりつつも芋が砕けました。


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そして。砕けた芋をお湯で濃度を薄めたりしつつ
2パターンほど、ペーストを作成。(下記)

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障子紙を貼るノリみたいな風貌……?



ちなみに。なんとなく匂いもかいでみましたが………

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「無臭」と「不可解な香り」の間くらいだったとおもう。



さて、次はそのペーストを紙に塗っていきます。


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寝て起きて振り返っても、まだまだべっとり。
ひっじょーーーーに、乾きにくいということが判明しました。

そして、乾き始めるとともに紙に異変が。

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よーく見ないとわかりずらいですが、うっすらと膜。



さて、1枚目を乾かしてる間に2枚目もいってみましょう。

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この感触を比喩するならば。そうだな。

「チーズ入れすぎてどろどろしたシチューを塗ってるかんじ」 

っていうのが、わりと近い気がしました。

まあ、そんなシチューさながらのべっとり感ですから、先のものに比べて
さらに乾くのに時間を要したのは言うまでもなく。



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し、しわしわになるのは想定の範囲内でしたが。
な、なんか灰色のぶつぶつが全面に広がってらっしゃる。


ど、どうしよう。この小汚い紙、一体なにに使えばいいの!?






こんにゃく紙の強度をたしかめてみる



ということで。作ったもののその先の展望が暗中模索なこんにゃく紙。
でも、まあ。なにに化かすかは一旦保留をし、まずは強度をたしかめてみましょう。


さて、比較をするために

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の4選手に出場していただきたいとおもいます。


で、まず試してみる方法はこれ。

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イメージは………こんなかんじなのですがね。

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K A R A T E !!



さてさて、どうなるのでしょうか。4選手を順番に試してみましょう。


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ぜ、全部やぶれてしまった。





ち、違いがこのままではわからないまま……。

ならばどうしよう。やはりこれかな。

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っていうか、最初から素手でやればよかったんじゃ。


おのおのの異なりは物体を介すると尚更にわかりずらくなる一方
素手ならじかに体感ができる。 やはり素手。素手だな。


というわけで。なるべく均等にチョップしてみました。
空手ほどではないものの、わりと思いきってたたいてます。

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と。ここに予想外の結果が。


「こんにゃく紙強い!」説がここで一気に、どごどごーっと
雪崩落ちていってしまった感があります。




いやいや、でも。うすいペーストを塗ったこんにゃく紙の方はほかの
どの紙よりも強かったみたいだし、これはきっと


「塗りすぎたからといっていいわけじゃないのよ!」


っていう、警鐘なんでしょう。






さて、それでこんにゃく紙、なにに使おうか



さて。そろそろ「この紙どう使おう?」という疑問にたちかえります。

この小汚ささえもうまく生かしきり、どうにか何かに転換できないか。
そう思っていた矢先にあるひとつの案がよぎりました。

これです!

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ちなみにこの元画像は2007年にわたしが描いた絵。



この画像だと、トナカイ所持になっていますが、本来は
サンタのおじさんがプレゼントをごそっと入れまくっているあの袋。

ずた袋……って呼べばいいんですかね。
これ、丁度いいような気がする。

早速つくってみましょう。


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できました!とても簡単です。

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さて、次はこのずた袋がどこまで耐性があるものなのか
たしかめてみましょう。

サンタとして使いこなすなら
ちょっとやそっとで破れちゃだめだし。


実験は、シンプルにこんな方法で。

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植木鉢の数をどんどん増やしていき、どこまで耐えられるのかを
試してみます。

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ちなみに植木鉢は1個あたり2キロ。




こんにゃく紙だけではなく、さっきの実験で2番目に強かった
ふつうの障子紙バージョンもつくり両者を比較してみましょう。

持つ時間はとりあえず、各1分とします。


で。さて、結果なんですけども……。

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すごい、全部クリアしてしまった。


ちなみに、植木鉢4個の場合のデータがとれなかったのは
単にこれ以上もう入らなかったからです。


いや、でも。それ以前に自分の体力が限界だったかもしれない。
こんなかんじに。

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当初5分は持ち続けようと思っていたんですが重すぎて断念したんですよね。




と。ここでひとつ困ったことが。
植木鉢の実験で、さらに比較できたらいいな〜と思っていた
障子紙とこんにゃく紙が、この時点までは2枚そろって全クリを
果たしてしまったため、「こんにゃく紙の優位性!」とやらが、証明できていない。

できてないですよねえ、これ。

あああああ。

ど、どうしましょうかこれ。

(しばし頭かかえる)



た、ただ。

ここでこんな力関係図は明らかになった気はしてます。


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そう。障子紙には、こんにゃくを塗っても塗らなくても
わたしは勝てない。植木鉢3個も勝てない。

障子紙って、強いんですね。






そしてこんにゃく芋は


そんなわけで。こんにゃく紙以前に障子紙がすでに強い、
とにかくお強くてらっしゃる、という事実が判明しました。

もう、その事実を前にすると
こんにゃくペーストを紙に塗るという労力の必要性が…… ない!? ないの?

ないんだろうか。


素手チョップの対戦では、こんにゃく紙(うすいペースト)1位、障子紙2位
という成績な以上いちばん強いのはやはりこんにゃく紙なんですけども。

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でも、微差。





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さて、ここでまた当初の目的を振り返ってみましょう。


そうそう。こんにゃく芋の「別の道」を模索してみたかったんですよ。

となると、「こんにゃく紙」は、ごり押ししまくれる「別の道」ではなさそうな気がしますね。


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ここへきて別の道候補は暗礁に乗り上げはじめてしまいました。


どうしましょう。


ここはもうヤケになって、王道の道しるべ「こんにゃく」にとか…

化けてみるとしますか? 

うん、ほらだって別の道のことを模索してばっかで
こんにゃく芋からこんにゃくをつくってみるところ、まだ体感してない。



しますか。





……で、さっそくつくってみました。生芋からのこんにゃく。

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みそ田楽でいただきます。

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生芋からつくったそれは市販のものの3倍位はうまい気がする!
歯ごたえさくさくです。かかった時間も2時間に満たないっていう。


つまり所要時間がこんなにちがうっていう。

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うーーーーーーーーーん。



これは。


こんにゃく芋は、やっぱりこんにゃくになるべきなのかも。


別の道もあるかもしれない、しれないけど!!


こんにゃく芋よ、王道を歩こう。




回り道をして見つけた答えは結局これですが
回り道をしてみたからわかったことでもあるはず。


こんにゃく芋は、どんどんこんにゃくになってしまえばいい。












追記

せっかくなので、ずた袋を背負ってサンタクロースになってみました。

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一見、季節からだいぶおきざりにされた感じがしますが
「今年のクリスマスはあと11ヶ月先だ〜待ち遠しいな!!」という視点に切り替えると
「先取りしまくっているだけ」というような見解にも… み、見えますよね。(ムリヤリ)

ちなみに、この撮影をしている間も植木鉢3個をずっとINのままでしたが
ずた袋は破けることもなく、終始立派な面持ちをしていらっしゃいました。

が。サンタ服(4アイテムセットで420円@100均)はなかなかの杜撰っぷりで。
ちょっと引っぱっただけが大惨事、履ききる前に大胆に崩壊。

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サンタコス撮影時は極力誤摩化してますがよく見ると穴、ありますから。







というわけで。ここで、新たなる力関係図が判明しました。

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わたし、サンタ服(4アイテムセットで420円@100均)になら勝てるのか。






さらに追記

この日記をかいたあとにおもむろに近所の地産マルシェ
行ってみたらなんと、こんにゃく芋が売っていらっしゃいました。
東京でも手に入るとは。THE灯台下暗し。


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by papaiya-lemon | 2014-01-13 11:50 | たぶん日々の日記
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